代表のごあいさつ

ご存知の方も多いかもしれませんが、一時期日本で放映された、Google ChromeのCMです。ボーカロイドと呼ばれる人口音声ソフトウェア「初音ミク」を題材にして、数多くのネットユーザが自分の作品を投稿。つぎつぎに大きなムーブメントが起きる様子を、わずか１分間で表現した映像作品となっています。ふだんテレビを見ない私が、2011年の年末にこのCMと出会ったとき、凄まじい衝撃を受けました。

インターネットという言葉がＴＶや新聞で使われるようになってから、どれくらい経過したかを思い出すと、実は２０年も経ってないという事実。当時中学生だった私の記憶では、「インターネットで買い物をする」「インターネットで人と出合う」「インターネットでコラボレーションをする」という今日では当たり前のことを疑いの目で見ていたのです。当然、まだ誰も信じていませんでした。

だって当時は、楽天もアマゾンも、FacebookもYoutubeもなかった。というかそもそも、Googleすら世の中に存在していなかった。iPhoneだって、タブレット端末だって無かった。無線LANなんて夢のような技術でした。そういう時代から、まだ２０年も経ってないんです。ああ、時代が変わったんだな、とさっきのCMを見て感動しちゃった訳です。

いまもなお、情報格差と呼ばれる問題は根強いと思います。著作権の解釈やビジネスモデルの構築でも課題を残しています。だけどインターネットで生まれる新しい感動的な出来事や、きらりと光るチャンスは確実に存在しています。それを私たちが享受するだけでなく、私たちが産み出していく時流ではないでしょうか？インターネットは遠い世界のことではなく、私たち自身のことなのですから。

私たちは個人や企業に関係なく、インターネットを活用するための、親身になった教育を提供したいと考えています。ホームページを作るだけじゃなくて、そもそもインターネットと向き合うひとを支援する立場にありたい。そうして、沢山のひとが、沢山のひとと知り合って幸せになっていくことこそが、オフィスコンクリートの願いです。

2012年2月9日 15時50分
株式会社オフィスコンクリート
代表取締役　中居伊織